〜一枚の貝殻は語る〜
少女の祈りを汲みて
玄界の海は夏の色から秋色へと変貌して、秋風は白波を呼び起こし始めました。名勝の「さつき松原」の 名も知らぬ貝殻で手のひらよりも広く、真っ白で、私は胸を踊らせて拾い上げ、砂を払ってみると、何と 人は誰でも一つや二つ、誰にも言えない秘密や心の傷を持っているのではないでしょうか。 |
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祈りは声のない言葉です。その言葉は時空を超えて人の心にも、神仏の心にも届く不思議な力を |
最後までお読み頂いてありがとう御座います。