賢治が言いたかったこと
承福寺のある湯川山の中腹をぬって、林道が造られています。しかし、便利さや経済的メリットと引き換えに豊かな |
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何年か前、宮沢賢治生誕百年ということで、賢治ブームでした が、その賢治の童話集の中に「狼森(おいのもり)と笊森(ざる もり)盗森(ぬすともり)という変なタイトルの作品があります。 それは、岩手、小岩井農場の北の森。大昔,岩手山の噴火が静ま り,草が生えやがて森になります。そこへ四人の百姓が来て、 ここに畑を開き、家族と共に住もうと決めました。 |
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また四人は『ここに家を建ててもいいかぁ』森が応えます『よおーし』、『ここで火を焚いてもいいかぁ』『いいぞぉ』『少し木を もらっても好いか』『よぉーし』といちいち森の了解を得、それから漸く家族を呼び寄せ住み始めます。このように何時も森と 相談したり、又、収穫を森にお供えしたりして森と人との共存の様子が面白くつづられています。 仲間としてその住みかである森やいのちの根源である地球に相談したり了解を得る必要がありそうです。 |